今まで3つくらい、僕はこの場所に日記を書いてきた。
それは僕の中にふと生まれたことであったり、誰かのブログを読んで思ったことであったりしたけれど、この場所はとても居心地がいい。
名も顔も知らぬ大多数の人間の中のひとりである僕が、ネットという広大な海に産み落としたひとつの想いが、この場所に集まる同じように大多数の人間の中のひとりに読まれる。
例えきちんと読んでもらえなくても、斜め読みであっても、僕の想いは誰かの中に、その一瞬だけかもしれないけれど入っていく。
そうして僕は、社会、もっと言えば世界と繋がり、それが僕がここにいることの証明になる。
そして、その中の誰かが、たった一行の文章でも、とても長い文章でも、共感でも反論でも、人格攻撃だろうと反応してくれる。
この反応が、とても小さな、けれども大切な、僕がここにいる理由になる。
だから僕はこの場所が好きだし、ここに思ったことを書く。