2009-04-28

7年前は別人

人間細胞は7年間でほとんど入れ替わるらしい。

だから7年前の写真と見比べたらその違いがハッキリわかるかもしれない。

ある意味7年前はほぼ別人だということなのかな。

だけどふと疑問に思うことがある。

体は入れ替わったとしても記憶や知識が入れ替わらないのはどうしてなんだろう。

それは脳みそが入れ替わらない部位に該当するかららしい。

だから体は変わっても脳みそは変わらないということらしい。

つまり体は普通の生活をしてればほったらかしても変わっていくけど

脳みそはほったらしにしてもそのまんま。

脳みその成長は同じ7年間に如何に知識や経験を増やせるかにかかっている。

体ばかり大きくなった子供のような大人や大人のようにませた子供がいるのがよく解る。

体と脳は別系列で進行しているものなんだろう。

だから古い人は霊魂だとか死後の世界だとかを信じたんだろう。

僕は無宗教スピリチュアル的なものに一切関心がないが持論はある。

輪廻転生とか前世とか来世とか霊魂とか死後の世界とかは人間創造物で実在せず

現実に置き換えればそれはすべて「子供を生み育てること」だと思う。

子供を産んだ時点での分け与えた遺伝子と成人するまでの育成方法と育成環境

その過程において元は自分と同じ細胞だった子供がどのように変化するのか。

良い方向に変化することもあるし悪い方向に変化することもあるだろう。

自分子供も7年経てば自分とはほとんど違う。

それが2回繰り返して14歳になれば尚のこと離れていくだろう。

自分の正の部分も負の部分も受け継いだ子供が どちらを増幅させるかは解らないけど

どうせ自分は朽ち果てていくのだから

受け継いだ命がその子なりに自分を変化させていくことに

その子も自分も生きていく意味があるんだと思う。

そう考えた時、僕は自分の親を許すことができた。

僕の親だって自分が幼い頃は今の僕と同い年か年下くらいだったんだ。

その若者が100%正しい親になれるはずなんてないだろう。

今の僕が大人になりきれていないのと同じように当時の親だって大人になりきれていなかっただろう。

僕が大人になるにつれて虐待がなくなったのは僕が大人になっていったからじゃない。

僕の親が大人になっていったからなんだ。

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