RPGは一見現実をモデル化したもののように思えるがまったくそんなことはない
RPG内に登場する各概念は現実からの投影ではなく他の諸概念との関係によって定義付けられる
「毒」は「HPを緩慢に減少させるもの」
「気絶」は「HPが0になると陥る、行動不能な状態」
「回復」は「HPの数値を上昇させること。ただし最大値を上限とする」
などなど
装備から「外した」特技を「売る」ことができたり
そういう現実との対比がとりにくい現象に大いに違和感を覚えたが
なんのことはない、RPGは現実の模像ではないということを理解していなかっただけだ
魔法ジャンクションが現実の何に対応するかなんて考えちゃダメなんだ
私だけじゃなく
昔はこういう勘違いをしている人が作り手側にも多くいて
モンスターを倒せば金が手に入ることについて
「モンスターの毛皮を売ってるんだ」とか「実はモンスターの実体は宝石」とか
現実に惑わされた説明つけてたけどさ
「モンスター」とはプレイヤーキャラクターの障害となる自律的オブジェクトであり
そのHPを0にすればキャラクターの所持金および経験値を増加させるものである
と定義しておけばよかっただけの話なのにね