臨床心理士のカウンセリングはじっくり話を聞いてくれるし、どんな話でも受けとめてくれる。
精神科の医者は、話を聞くという意味では一般人と同じ。自分の感覚だけで受け止めるし、おかしな話をすると引く(引いている様子がこちらにわかって傷つく)。これは、いい先生でもそう。いい先生だと思える医者でもカウンセラーとは全く違う。
「傾聴」というスキルを実技レベルで習得しているかどうかの差だと思う。
これは自分の経験だけではなくて、家族や知りあいに聞いた話でもだいたい同じだった。
臨床心理士にもハズレはいるみたいだけど、ハズレでもマイナスにはならない。精神科の医者だと、ひどいのに当たって傷ついたという話をいくつか聞いている。
薬を飲む場合は、医者の助言を聞くべきだし、自分の行動や気分も正直に報告するべきだと思うけど、他人に言えないような、本当に自分の大事なことは医者には言わない方がいい。それはカウンセラーの領域で、良いカウンセラーを見つけてはじめて言えることだと思う。