■言わないとわからない

http://anond.hatelabo.jp/20090319101923

憎しみを自分に向けられるというのは、どうも実感が湧きにくい感覚のような気がするんだよね。

よく言うじゃん。いじめらてた奴は、そのことを一生忘れないが、いじめてた奴は、すぐ忘れるとか。元々、いじめてるって意識がない、とか。いじめっこには「あなたは私をいじめたんだ。一生許さない」と言わないと、いじめっこは自分がどれほどのことをしていたのか実感できないと思うんだ。

それと同じで、殺人犯に対しても「殺してやる」って言わないと、「そう言いたくなるほどひどいことをあなたはしたんだ」ということが、殺人犯にはわからないような気がする。被害者の感情を率直に表すと「死刑を望む」となるのは仕方ないことじゃないかな。

その言葉を口にすれば、周囲の、なんでもない人達からは「一線を画した」付き合い方をされることになると思う。つまり「死刑を望む」と口にしたとたんに社会的なハンデを背負うことになる。そういうことがわかっていて、なお「死刑を望む」と口にするのは、それだけの覚悟があるということで、むしろ「大人として立派」だと思うよ。

断っておくけど、「大事な人を殺される」ということを自分の感覚に引きつけて考えてもらおうと思ったから、よく身の回りにある「いじめ」を持ってきただけで、もちろん「いじめ」と「殺人」にはいろいろな違いがあって、簡単に同列には語れないということはわかってるよ。

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