2009-03-08

褒められない症候群

友達を褒められなくて困る。友達が褒めて欲しいのは分かるんだけど、とっさに褒めてやることができない。何かこうやって書くとえらく見下しているように感じるだろうし、どうもそう見られてるようだ。人として良くないのは分かっている。だから困っている。褒められないパターンとしては大きく以下の2つが考えられる。

すごいと思っているのに、褒められない

プライド邪魔して、ってパターンはこれだろう。でも自分としては凄いものに対してはつい「スゲー」って口をつくタイプだと思っているから、コレはあんまりないかなぁ、と思ってる。それに本心では凄いと思ってるわけだから、治すのは比較的楽だと思っている。ただ、スゲーと思うポイントがズレてる、とどうしようもないんだけど。

すごいと思っていないから、褒められない。

こっちが大問題。当たり前だけど自分に出来ることを、他人がやっても凄いとは思わない(いや、幼い子とかが出来たら驚くし、ショックだけど)。自分にとって当たり前のことに驚くとかどんだけ自信過剰なんだって話。なんだけど、これにも2パターンある。

  • 脳内で出来ると判断してるだけなのに凄いと思わない。

「これって凄くね?」って言われたから、考えてみると、"それってこうこうこうすれば出来るなぁ、ていうか、こっちのほうが良くないか?そのやり方だと荒いし、出来も良くない。"なんて思ってしまう。まぁ実際にはやってないし、実際にやってみると色々トラブルが出るのが普通だから、こういうのは普通に褒めてやるべきなんだろうなぁ。ただ自分脳味噌が凄いと認識してくれない。

  • 実際に出来るから凄いと思わない。

最近コレが多い。早い話が、最近友達が自分が得意分野で色々やってるんだけど、元々得意なものだから、大抵コッチも出来る。ていうかもっと上手くやれてしまう。それを凄いとか思うわけがない。そんな状況で褒めるほうが友達をバカにしてるみたいで嫌だ。白々しくなるし。これはどうして良いのか本当に分からない。先輩や後輩なら"嘘"をつくのがある意味当たり前だと思っているから、あんまり苦にならないんだけど、友達となると急に難しい。

最近気づいたんだけど、自分は凄いと思う範囲が狭いんだと思う。というか、普通だと思う範囲が広いんだと思う。飯の上手さだとか、芸術品を見たときだとか、小説やら映画を見たときとか。人に勧めるほど良いと思うのはそんなにない。好きなものにはドッぷりなんだけどね。

小学校中学校くらいまでだと本当に色んな奴らがいて、得意分野もバラバラ。本当に凄い奴らが一杯居た。自分には到底出来そうもないことをやる奴らが一杯居た。高校大学大学院と進むにつれて段々つまらなくなった。十人十色で皆違うんだけど、でも、でも違わない。昔の友達は自分の出来る範囲からはるか遠いとこに居る奴らが沢山居た。だから簡単に凄いと思えた、褒められた。今周りに居る友達はそうじゃない。

どうしたら良いんだろう。嘘をつかなきゃいけないんだろうか。

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