2009-02-25

田舎出身コンプレックス

小学校が人数少なすぎて複式学級ってやつだった。

2学年で先生一人ってやつ。

「じゃあ今から4年生教えるから3年生は教科書読んでて」

って感じ。

小学校卒業時にローマ字をマスターできてたのは自分ひとりだった。

九九が怪しいやつが一人いた。

過疎の学校で一人って割合にすると10%を超えてる。

式と名のつく行事ごとにPTA会長校長

勉強なんかよりも大事なことがある」

的な演説をするからなお性質が悪い。

設備がなかった。

プールがなかった。

体育館がなかった。

理科室がなかった。

図書室には低学年向けの絵本図鑑辞書しかなかった。

高学年向けの本は旧字体ボロボロの本ばかりだった。

家族のように仲がよかった、というわけでもない。

学校における大人の人数比が高すぎた。

保健室先生や用務員さんを合わせると10人以上の大人がいて、子供は40人くらいだった。

そすっと、どこにいても大人の目が届くからみんな大人に従順すぎて子供たちだけのコミュニティが育たなかった。

一度だけいじめがすこし起きた。

幸いにして?その芽は摘まれた。

中学校に上がると、みんな小学校時代はなかったことにしてそれぞれが新しい友達と仲良くやってた。

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