若い20代前半のオタクと話す機会があった。
最近のアニメしか見てないんだろうなぁって思ったけど別にそうじゃなかった。
自分が中高生の頃に見ていたアニメを見ていて一緒に語れたりする。
ネットでじゃぶじゃぶと得ているから知識だけはあるし、ネットで実際に見れたりするわけだ。
これは案外話しやすいかも、と思ってこっちもべらべら話すんだけど何だか様子がおかしい。
ははぁ、さては途中からわからなくなって知ったかぶりしてるな。
わかったぞ、こいつらってさも古いことも知ってるような風にも喋れるけど、
その時口から出てきた知識が全てで、それ以外を突っ込まれたり喋られたりするとわかんないんだ。
ははーん、と思ってそれからはどのくらいの知識を持っているのかと探っていった。
何でそんなこと知ってるの?ってのもあればこれ知ってたらこっちも知ってるはずでしょ?って感じのもある。
じゃあ、何で最近のアニメしか話題にしてないように感じるのかっていうとこれはたぶん共通の知識がそれしかないんだな。
自分らの時は雑誌や古本、という上から情報が流れてきてそれをみんなで見て共通項にできていた。
でも、今は違う。ネットは上も下もないプールのようなものでざぶーんと自分らでもぐって各々拾っていく。
だから、何でそんなこと知ってるの、もあれば何で知らないの、もある。たまたま拾ってきたものだけをよく知っている。
それで若いオタク同士だと知識がバラバラで各々持っているものが違うから唯一共通項にできるのが「リアルタイムでやっているアニメ」だけなんだろうなぁ、と。
しかし、変な奴らだった。外見はオタクじゃないように見えてオタクだし、会話が濃いかのように見えて一気に薄くなったりするし、見た目サブカルっぽい奴がアニメしか見てなかったり、お前こそアニメしか見てないだろって奴がサブカル事情に異様に詳しかったりする。
こいつらが30代になったらクリエイター界隈ってどうなってんだろうなぁって思う。
映画とかマンガではかなり前からそうだけどね。 「趣味は映画です」とか「マンガかなり読みます」とか言っても、実際に上映された映画とか、出版されたマンガとか、すでに膨大な量...
アニメはカラオケで歌うために見てるだけ、と 最初から自分の立場をはっきり言ってるなー。 深い話は聞くのが好き。
ひとつ擁護するとすれば、最近はアニメの数が多くて、話題に追いつくだけで精一杯だというのはあるでしょう。 でも、古典作品のDVDも、格安でいろんなものが入手できるブックオフも...