2008-11-27

県別学力検査の平均点を上げる方法

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88

全国学力テストの県別の結果をみると、小学算数Bで秋田が1位で68.6、沖縄最下位の54.3となっている。

ある学問では、「既に1位である秋田県の平均スコアを更に伸ばし、最下位である沖縄県の平均スコアも引きあげることができる方法」が知られている。

その学問とは統計学であり、その手段とは「秋田県にいる54.3から68.6の点数の生徒を沖縄に移住させる」というものである。

そうすれば

  • 秋田県は「過去の平均点より下の奴」が減るので、その分平均点があがる
  • 沖縄県には「過去の平均点より上の奴」がやってくるので、その分平均点があがる。

こうして両県ともハッピーになれたのであった。めでたしめでたし……あれ?誰も学力あがってないぞ?



(ちなみに、こういう現象を、ウィル・ロジャース現象と呼ぶ。)

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