2008-11-11

[][]この清算主義的一致半解は、ろくに自からの主張も理解してないんですよねー

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081110#p3

田中秀臣

いつも頂く『Voice』12月号。ありがとうございます。しかし今回の号も充実ですねえ。

ところでとりあえず山形浩生さんの「クルーグマン景気回復策」。

「そしてインフレターゲット論を口を極めて罵っている一知半解な論者が、ブログで実質金利マイナスにすべきだと得意げに主張したりする姿も見られる。クルーグマンは基本的に正しいのだ」

とあります。誰なんでしょうか、一知半解の論者って。まあ、それは山形さんにおまかせしましょう。

しかも一番へんなのはその噂では「マイナスの実質金利にするのがいいんだ!」といっているそうです。でもへんなの、マイナス自然利子率の長期的ショックを自然成長率を高めることで行う真の「目的」は、マイナス自然利子率(マイナスの均衡実質金利)のショックを解消することなのに わざわざまたマイナスにしてどうするんだろか????

参考

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/cmt/6cdb3dea0bb4403bfeb5700075dcb754

池田信夫

きょう届いた『Voice』12月号で、山形浩生氏が「クルーグマンは正しかった」とか繰り言を書いているが、そこにこういう一節があります:

インフレターゲットを口を極めて罵っている一知半解な論者が、ブログで実質金利マイナスにすべきだと得意げに主張している>

一知半解はどっちかね。このブログの昔の記事からずっと読んでもわかるが、私はクルーグマンの「日本自然利子率が負になっていた」という主張は正しく、実質金利を負にできれば望ましいと一貫して書いている。問題は、デフレのときはインフレ目標がきかないということなんだよ(それはクルーグマンも認めている)。

この目的マイナス金利)と手段(インフレ目標)の区別のつかない手合いが実に多い。これはWoodfordもGaliも書いているから、くだらない悪口を書く前に、大学院以上のマクロ経済学教科書を読んでみろ。まぁ読んでも君にはわからないだろうけど。

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