関東の阪神タイガースファンの話をネットで読んでいると、不満だ。非常に不満だ。岡田監督の勝負の仕方、あの散り方、心中の仕方、阪神ファンなら理解できるだろう、みたいな。いや、それって関東の人間が抱きがちな大阪の阪神ファンのイメージで語り過ぎ。
20年以上タイガースファンやってるが、13ゲーム差もつけておきながら優勝できない、しかも巨人に抜かれたこの屈辱は絶対に許すことができない。揚句の果てにWBCの監督まで、世代交代だのなんだのいいながら原。なんだよ、そのただの内部昇格な人事。世代交代云々するならナベツネからなんとかしろとかこれなら落合の方がましだとか思ったが、それもこれも13ゲーム差をひっくり返されたのが悪い。
正直、シーズン前は今年の阪神は優勝争いなんてとても無理だと思った。投手陣はだめ、野村ー星野で活躍した選手はみんな年寄り。これでどうやって勝てというのか。と思ったらするする勝ち進んで、今年はゆったりできるなあと。途端にこのザマだ。
昔の阪神は、回転ずしみたいなものだった。たまにうまいネタや特別サービス品があるとしても、所詮回転ずしのネタだから、どんなに職人が頑張ったって限界がある。この数年、最高級とは言わないにしても、それなりのネタが揃って職人も悪くなかったし、ってかネタがうまけりゃ下手な職人でもそこそこ食える。岡田が勝てたのはそういうことでしかない。プロの職人ならもっとうまくネタを料理しろ。こっちは回転ずし10年以上も食い続けてきたんだ。せっかくのネタなのに職人の趣味につきあって心中するような余裕はない。全くない。
巨人が死ぬほど嫌い、東京はそれに輪をかけて嫌いな阪神ファンとして言いたい。ここまでネタが揃って結構うまいところまでできるようになったんだったら、あとは勝て。少なくとも巨人にだけは絶対に勝て。巨人に勝てないのだったら、死ね。死んでしまえ。阪神巨人戦は東京大阪の代理戦争だ。サッカーのローマミラノと全く同じ。うぬぼれが強くて虚栄心の塊で鼻持ちならないミラネーゼなど叩きつぶされねばならない。僕の周りでは、岡田を擁護することは一切ないし、涙涙のシーンを見たってもうアホかと。いいものを見せてもらったなんてこれっぽっちも思わん。
で次、真弓て。
「関東の人間が抱きがちな大阪の阪神ファンのイメージ」はまさに「巨人が死ぬほど嫌い、東京はそれに輪をかけて嫌い」な人のことじゃないですか。ベタすぎて笑うわ。
やかましい。ほんとに嫌いなんだからいいじゃないか。今のご時世、ここまで東京が嫌いなのも絶滅危惧品種だよ。