2008-10-15

男心と秋の空

ある日、友達とお茶をするところにたまたま一緒に来たのが今の彼。初対面。ビビっと来た。なんかビビっと来た。次会ったときには、付き合い始めてた。あれから3年半。彼とは相変わらず仲良しだ。どっちの友達ともどっちの家族とも仲良しだ。言葉も動きもどんどん似てくる。ご飯を作るとき。アイロンをかけるとき。洗濯物をたたむとき。どれもこれもいまだに全部楽しくて、ああ幸せだなあっていつも思う。

何もかも楽しいのだ。毎日毎日楽しいのだ。彼がいる1日1日がどうしようもなく楽しいのだ。付き合って最初の1年くらい、ああ元彼のことの方が好きだったなあとかって思っていたけど、そんなことは一切秘密なんだけど、気づけば今の彼のことの方がよっぽど好きになっていて、よっぽど大切に思っていたりして。だから、これがずっと続くことを願ってる。終わらない恋愛なんてしたことないけど、この恋は終わりにしたくないです、神様、って本当に願ってる。

春も夏も冬も能天気に過ごすのに、毎年この時期にだけそんなことを思うのは、過去3人との別れが全部秋だったからに違いない。秋の匂いと肌寒さが、嫌な記憶を呼び戻してしまうのだ。どれもこれも何年も前のことなのに、この時期だけはなんか怖いのだ。突然何か言われそうで怖いのだ。別れ話をされそうで怖いのだ。ああ今年も彼の手をちゃんと握っていられますように。あのバカみたいにあったかい手をちゃんと握っていられますように。

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