2008-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20080901201605

失敗する可能性がある事柄について、ド素人がまず間違いなくうまくいくと考えられる理由がない。

客観的にみて、上手くやれるであろうと考えられるだけの情報を握っていると確信できる状態ではないのにもかかわらず、上手くやれる、もしくは情報を握っているという自信をもつことが、自分の現状を正しく把握できていないという点で愚かなのだが。

 つまり、

「初めて旅行する町の改札を、ド素人が間違いなくうまく抜けられると考えられる理由がない」

「客観的にみて、自分の知っている改札口の自動改札と同じだと考えられるだけの情報を握っていると確信できる状態ではない(何せJR東海東日本では矢印の向きすら違っているのだ!)」にも関わらず、「上手く改札口を抜けられるという自信を持つことが、自分の現状を正しく把握できていないという点で愚か」なのだな。

 んーーー。程度問題じゃないのかな。誰かにお手々つないで引っ張ってもらわないと隣町にさえ踏み出せないって人もいるだろうし、その場で何とでも試行錯誤して言葉の通じない土地まで行っちゃう人もいるし。

 ロスジェネとか将来に希望の持てない世代とか言うけれど、30代前半で、とても高収入勝ち組とはいえない状態で、でも結婚して子供育てて、貧しいながらにやりくりして上手いことやっている人も少なくない。ということは、子育てというのは未知の領域ではあっても成功率の低い挑戦ではないわけだ。

 でも、それがどのくらい難しいかなんて、確かにやってみなければわからない。自分が無能で子育てなんて出来るわけない役立たずだと思っている人が、踏ん切りつけて挑戦するのは難しそう。

 ……ただ、「客観的」というなら、「だいたいみんな何とかかんとかうまいことやりくりしてるよ。そりゃ、問題0ってわけじゃないけど、何だかんだでこなせていればOKだよ」くらいの客観的な証拠は、周囲を見渡せばいくらでも見つかるような気がする。

 少年犯罪は家庭の問題が背後に潜んでいるというから、少年犯罪の発生件数と子供の人数を追いかければ、昔より子育てが困難になっているかの参考にくらいはなるんじゃないのかな。もちろんとても大雑把な話として。

  • 家庭問題が少年犯罪の背景にあるなら、少年犯罪減ってるという現実もあわせて考えると子育てしやすくなってるということになるはずでは?

    • 「では?」 というか、そう判断できるなら、そういうことじゃないのかな。  子育てのしやすさって、縦断的に子育てを続けた人なんているはずがないので、結局は主観になっちゃう...

  • 「初めて旅行する町の改札を、ド素人が間違いなくうまく抜けられると考えられる理由がない」が客観的に見て「失敗する可能性がある」と考えられるかどうかという、大きな突っ込みど...

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