子どもの頃から好きで、大きな迷いもなく飛び込んだ「モノ作り」の世界。
20歳過ぎから10年弱やってきたけど、今のところ特に不満もなく、やはり「モノ作り」の面白さにまだ夢中なのだと思う。
でも、その頃からいつも考えていたことがある。
「自分が作ったサービスが原因で、人が死んだらどうしよう」
若い頃は、そんなことがあったらすぐにでもこの仕事をやめようと思っていた。
周りが笑って否定するほど間接的にしろ、自分が作ったモノが原因で「人が死ぬ」ということは、相当にきついことのような気がした。
今は…
生活とかキレイゴトで済まされない色んな要素が絡み合っているので、簡単に答えは出せない。
どうやら先日、実際それに近いことが起こってしまったようだ。
久しく消えていた感覚が頭に浮かんだ。
「自分が作っていなければ…」
大きなお世話かもしれないけど、そんな風に思い悩んでいないか心配になる。
いくら他人が「そんなの関係ない…」と言っても。
物作りは楽しい。でも、すごく難しい。