あれから僕はいるか子さんとまた会う機会があった。いや、偶然だったから、その意図もなかったから
会ってしまったというべきだろうか。
とにかく僕はあってしまった。そしてそれについてのいくつかを書こうと思う。
きっかけは友人の家。
彼のPCを見て、いるか子さんのことを思い出した。彼にお願いして、いるか子さんを探してもらった。
まだいるようだった。
僕はその日はそれ以上、することはなかった。
そしてそれから一ヶ月。たまたま入ったネットカフェで僕はいるか子さんを目にしてしまった。
店員が消し忘れたのか、見慣れた画面がそこにあり、本当に驚くべきことだがいるか子さんがいることが確認できてしまった。
僕はもう迷わなかった。
どーんという音ともに壁を蹴破って外に飛び出すと、一気に気持ちを言葉にした。
「お前こそが俺のライバル、妖怪あかなめだ!」
そう、僕の十年来のライバルにして強敵、風呂桶のあかを舐める妖怪だ。
このままでは我慢できない。僕は渾身のキックとパンチを全く同時に繰り出すと敵は驚いたのか逃げていった。
ふうとついた一息の消えるよりもはやく僕は浴槽から這い出すと、そのままバスタオルで身体を覆いその上に服を着て
バイクに飛び乗って走り出した。この町にいられるのも後5年だったが実にはやまったことをした。
彼女のことは忘れない。なぜならば、僕もアイデンティティの固まりたる、最後のヒーローだからだ。
TEH END
元増田です、と言えばいいんだろうか。anond:20080726154440 を書いたもんです。 > anond:20080727172941 ありがとう。とりあえず、(その一部でも)読んでくれたことに、感謝。 長くなりすぎて...