ヘア解禁について考えた。
写真においてヘアが解禁されたのは、樋口可南子×篠山紀信の写真集「ウォーターフルーツ」(1991年)が最初。もちろん「解禁」っていったって、今日からヘアヌードもOKですよ!ってアナウンスがあったわけじゃなく、陰毛が明らかに写った写真が載ってたのに、なぜか警察の取締り・摘発を受けなかったってこと。
それまでは警察による「わいせつ」の摘発の規準として、陰毛が見えるか否かってのがバカみたいに重要だったのに、この写真集を境に陰毛オッケーってことになり、その後、宮沢りえのサンタフェをはじめヘアヌード写真集隆盛期を迎えた(多分)。
で、オレが知りたいのは、この変更のキッカケというか根拠。
別に新しい法律ができたり古い法律が改正されたり、裁判所で新たな判例が出たりしたわけではない。(おそらく)
誰が、何を根拠として、何のために、どんなプロセスでヘア解禁を決めたのか、あるいはなんとなく決まっちゃったのか、この辺を詳しく調査取材分析して書いたジャーナリストってのはいないのか?
いや、ホントに知りたいのはそんなことじゃなくて、この国の実質的な主権者ってもしかして官僚じゃネエノ?ってこと。これって将来変わる可能性あんの?