2008-06-18

Automake

そうです、私がグヌウの信者です。

今日の話題はAutomakeです。

Automakeを使うと、何がうれしいのか。

それは、Makefileを書くのが楽になるからです。

プログラムに新しいソースファイルを追加するときは、

Makefile.amファイル名を追加するだけでよくなります。

Automakeを使うのに最低限必要なファイルは「configure.ac」と「Makefile.am」の二つだけです。

あとは、「autoreconf -i」とかしておけば、必要なファイルは全て自動で揃いますので心配ありません。

手順1:以下の三つのファイルを同じディレクトリに作ります

Makefile.am

# プログラム名とそのインストールディレクトリ(ここではbin)の指定
bin_PROGRAMS = helloworld 

# プログラムhelloworldを作るのに必要なファイルの指定
helloworld_SOURCES = helloworld.c

configure.ac

# Autoconf初期化([パッケージ名]、 [バージョン])
AC_INIT([hoge], [1])

# Automake初期化([オプション])
# ( foreignオプションをつけると、NEWSとかREADMEとかを作る必要が無くなる )
AM_INIT_AUTOMAKE([foreign]) 

# 作成するファイル
# ここでは、Makefile.in から、Makefileを生成することを指定
AC_CONFIG_FILES([Makefile])

# C言語ファイルサポートするように設定
# (具体的にどんな意味があるのか分かってない(汗)
AC_PROG_CC


# config.statusや、Makefileを作成する(らしい)
AC_OUTPUT()

helloworld.c

/* これは単なるサンプルプログラム */
#include <stdio.h>
int main() { printf("Hello World!"); }

手順2: autoreconf -iを実行します

手順3: ./configureを実行します

手順4: makeを実行すると、helloworldコンパイルされます。

ワンポイントメモ: 「ターゲットがありません」系のエラーが出たら、Makefile.am記述ミスが考えられます。見直しをしてから、./configureからやり直すと、幸せになれるかもしれません。

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