スポーツの最も魅力的な点は相手を打ち負かせて自分の強さを思い知らせてやる事だ。これは凄く愉快。
しかし真面目にスポーツをやって勝つのは難しい。辛い練習をするのは面倒だし、負けるのは不愉快だ。でもみんなにぼくのつよさをおもいしらせてやりたい。ぼくはどうしたらいいんだよう!
そんな良い子のみんなの元へ神のごとく舞い降りたのが遊戯王だ。やつらはスポーツの勝敗に金を持ち込んだ。
大量の金と少しの運で勝敗が決するこのクソゲーは、親に媚を売るだけで金を引き出せる小学生にはとてつもなく甘美だった。小学生は一切の努力無しに友達をご自慢のスーパーデッキでレイプし優越感に浸る事が出来る。これが売れないわけはない。
問題点としてカードゲームごときで勝利しても嬉しくねえがあるが、これはKONAMI様がカード持ってる奴が偉い主義を右も左も解らない小学生に植え付けるべく神だのなんだのぶち込んだチョーカッコイイアニメを垂れ流しまくって解決した。
サッカーの授業で毎度ゴールキーパーをやらされて鬱屈しているデブが最高権力を握るゲーム、遊戯王カード!
しかしこの価値観も中学生になると「スポーツ」「勉強」にブチ破られ、必死こいて集めたカードは紙屑と化すんだよな。これが中二病の症例として名高い「昔集めていたカード、シール類を馬鹿にしはじめる」ってやつ。ちなみに正直に言うと俺も親に金をせびって遊戯王カード集めてました。でもよく考えたらカードなんか買わずにエロ本買った方がみんなの注目集められたな。親の金でエロ本を買う小学生。とりあえず、親御さんはカードの味ではなく努力して相手を打ち負かす喜びを教えてあげてください。
何で遊戯王カードがスポーツになるんですか?