2008-04-15

俺と天気の切れない関係

俺が生まれた日。両親に聞くと曇りだったらしい。

小学校中学校に入学した日はどちらも雨降りだったが高校に入学した日は晴れで大学に入学した日は曇りだった。

中学校の頃初めて女の子に告白して振られた日は晴れで、その3ヶ月後にクラスメイトに告白された日は雨だった。その後その子と初めてのキスエッチをした日は曇りで、別々の高校になったせいでその年の6月に別れた時は梅雨時だったが晴れだった。

大学3年の時新しくサークルに入ってきた子と付き合うことになったその日は曇りで、その後すれ違いから別れ話にまで発展した日も曇りだった。仲直りした日は雨で、その数年後の結婚式は晴れだった。

小説なんかじゃ出来事と天気関係するようだけど、どうやら俺と天気関係ないようだ。いいことがあった日に晴れるわけでも、ことごとくその裏をいくわけでも、晴れ曇り雨が均等に振り分けられるわけでもなく、全く意味なく関係なく天気は決まる。ま、当たり前の話だけど。でも、ここでこうして改めて意味関係がないと言ってしまうと、意味関係がないことこそが意味であり関係であると変わってしまい、結局のところ俺と天気の間には意味があり関係があることになってしまう。どちらにしろ関係するってことは、やっぱり俺と天気の間には関係があるらしい。

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