2008-04-15

相手の言ってほしいことだけ言う

「相手の言ってほしいことだけ言う」って言ったって、

「相手は何を言ってほしいのか」を見極めるのは難しい。

とても難しい。

極端なことをいうと、もしかしたら相手は

「話しかけないでほしい」と思っているのかもしれないのだ。

そういうときには黙っているのが一番いいのかも。

それとも、なにか負担にならない話題を選ぶとかね。

でもよく考えてみると、「相手は何を言ってほしいのか」は

相手にもちゃんとはわかっていないことだってあるだろう。

「叱られたことさえ暖かい」の世界ね。

あと、「話しかけないで」って思ってたって、

話しかけられてくだらないことで笑えたら元気が出て

「やっぱり人とはなすっていいな」って思ってもらえるかもしれないのだ。

そうかんがえると「相手の言ってほしいことを言う」は結果論になってしまう。

二人の関係がうまくいかなければ

「相手の言ってほしくないことを言ってしまった」となるし

うまくいけば

「相手の言ってほしいことを言えた」ということになる。

そして、その「二人の関係がうまくいくか」は何で決まるのか。

些細な話し方や話す中身で決まるのだろうか。

いや、まったく影響がないということはないだろう。

でも結局は、二人の関係はもっと大きなもので決まっている気がする。

それは「人格」とか「相性」とか「タイミング」とかで。

で、何ができるか。

人格」も「相性」も「タイミング」も、もう自分ではどうにもできない。

だから、たとえ些細なことであっても、相手を気遣うことが重要なんじゃないのか。

重要っていうのはつまり、できることはそれくらいしかないから、ってことなんだけど。


「相手の言ってほしいことを言う」はつまり

「私が、相手が私に『こう言ってほしい』と思っているだろうと想像することを言う」ということだ。

その想像は相手の性格とか置かれた状況とか二人の関係によって決まる。

そしてそのうちの「二人の関係」は決して固定化されたものではない。

ただし、重要なことは「今の二人の関係」であって

「今後の二人の関係をこうしたい」という願望を入れてはいけないということだ。

それを入れると間違った「想像」をしてしまいがちだ。

あぁ、長々書いてきて疲れた。

要するに

さっき送ったメールはうざかっただろうな、失敗したな、ってこと。

今後は自重しよう。

これから毎日の目標にする。

「相手の言ってほしいことだけ言う」

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