何の感情も伴わずに忘れ去られてゆく老兵、間接的に古い人間を記憶のキューから押し出している事にも気づかずに無邪気に笑う新人。
内部で絶えず流動し続ける集団の自意識とは何なのか。どんな規則、伝統がその集団を集団足らしめ、どんな寛容さ、考え方がそれに属する個人を個人足らしめるのか。
ある人は集団に属する事でメリットだけを都合よく享受したいだけでどうでもいいと思っているかもしれないし、別のある人にとっては個人のリソースを集団に費やしてまで活動に参加したいという思い入れもあるかもしれない。しかしその無視や寄付を受け入れてくれる集団とは何なのか。具体的に突きつけていくとどうしても掴み所のないばかりが目立って本当は何もない様にも思える。
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