生物として、勝ち負けでいったら負けだろうと思う、僕は昨晩、ふられてしまったからだ。
もう30歳になる男が、30歳になる女性を、今この時点で射止められないということは
ふられてしまって、黄昏こんちくしょー!
結果的に生物として、自分の遺伝子を残せないという「決定的な負け」だと思う。
雌としては、近くにいる雄よりも、
どんなに今の生活場所から、遠く離れていても
将来その雄の子を宿すという強い覚悟と生活環境を変える順応性、そしてそれを支える信念があれば
距離など関係ないのだということもわかった。統括して愛というと思う。
距離が遠くて会えない、顔をみれないと一喜一憂しているうちなら、子を宿す覚悟もないのかもしれない。
ちょうど10年前、男の子だった僕は、女の子に好かれて、それを恋とよんだけども
もちろんお互いに、子を宿す覚悟なんて考えもしなかったので、女の子の一喜一憂によりその恋は終わった。
10年たった今、結果的にこの生存競争に負けてしまったことに、
10年なにしてたの?と自分につっこむ。
正念場に結果を残せない事の歯痒さだけが残る。