それであれば、懐も心が一時的に痛んでも、きっちり辞めてもらった方がお互いの立ち直りは早いのではないでしょうか。全てのケースがそうだというつもりはありませんが、それが出来ている会社ほど経営者も従業員も、そしてOB/OGもいい顔をしているというのが私の手応えです。
dankogaiのこのエントリを読んで前の会社のことを思い出した。
社長は「僕は絶対に社員のクビを切らない。本人が辞めると言わない限りは、僕から辞めさせることはない」と言っていた。
それはとても「社員思い」の言葉に聞こえるけど、社員本人のためにはならないんじゃないか、と今は思う。
辞める人はみんな、同じパターンで辞めていった。自分も含めて。
・会社の方針についていけなくなる
↓
・成績が落ちる
↓
・評価、タイトル、給与がどんどん落ちる(僕は新入社員レベルまで落ちた)
↓
・心身ともにボロボロになって、にっちもさっちもいかなくなって辞める
長い間勤めていたけど、辞めた社員が会社に訪ねて来る、ということは皆無だった。
会社の方針について行けなくなった時点で本人が判断して辞めればいいんだけど、実際には難しい。そうやってすぱっと判断できない状態だから方針について行けなくなる、ということもあるし。判断できなくなった社員に対して、判断できる経営者がそれを示したほうが、お互いに幸せになれると思う。