頭が良く働くためには、しっかりと、夜に6時間以上の睡眠をとる
だとか近頃(じゃなくてもそうか)よく言われる話だ。健康のためには睡眠がどうのとか。肌にはどうのとか。若い内はよくても後々ガタがきますよとかたくさんの医者が脅し……いやいや、勧めてる。自分はちょっと鬱っぽくなった時期があって勧められるがまま医者に通った時があったんだけどそのときも医者は規則正しい生活を勧めてきた。
んでもな。そういう話を聞くたび自分は落ち込むんよ。
ああやっぱり、そうやってちゃんとした睡眠とらないといけないんだって。
規則正しい生活、しないといけないんだって。
規則正しい生活は健康にいい、ってのは、重々分かってる。
実際、規則正しい生活をすると、気持ちいいし、気持ちは爽快だし、夜12時前に寝て、朝早く起きて、飯くってうんこして犬の散歩でもしてみて、なんてやってみると、「生きてるっていいぜー!」とか朝日に向かって走り出したくなるほどの爽快感に恵まれる時すらあるよ。
それを分かっていても、それがしたくない。
重要度が分かっていても、いや、わかっているからこそ、そうしたほうがいいとわかっているからこそ、そうせざるを得ないために、落ち込んでしまう。
規則正しい生活……きちんとした睡眠とか、毎日風呂に入るとか、毎日歯磨きするとか、果ては毎日飯を食うとか、そういうのひっくるめて嫌なんだよ。したくない。
それをしたほうが結果的に良いことは分かっているがしたくない。
なんというか、言葉で表しづらいが、「決まってしまっている」感が物凄く嫌なのだ。
別に12時前に眠ってそこから6時間以上寝る、ということ自体が嫌いなわけじゃない。歯を磨くことや風呂に入ることそのこと自体が嫌いなわけじゃない。ただ、それを毎日続けるのが嫌だ。毎日続けるように決めるのが嫌だ。面倒臭いというのも勿論だがそれ以上に、この先の人生ずっと「12時前に眠ってそこから6時間以上眠る」ことをしなければならない、(たとえ数日くらい許されるとしてもほとんどはそうしなければならない)という事が、物凄く嫌だ。決定事項になっているのが嫌だ。好き勝手起きて寝たい。
そもそも、「睡眠」が嫌いなのだ。その間どうしても時間をとられるということがまず我慢ならない。それと同じで風呂も歯磨きも嫌いだ。
それだけでも嫌なのに、毎晩毎晩決まった時間分が自分の毎日から取られていくという感覚が物凄く嫌だ。
そんなきっちり生きたくないが、きっちりやらねば後で泣くのは自分であるというのもなまじ分かりきっているためそれも出来ぬ。
ああああああああああああああああああ
生きてるって面倒臭い。そのまんまの意味で。
腹が減ったら飯を食わねばならない。
そういうのがいちいち面倒。
たとえばただただずっと図書館に閉じこもって本を読み続けたり
そういう風に生きたいのだが……できる訳もなく。
どっちかっていうと、仕事とかそういうのはまだいい。ただ「生きること(の周辺のこと)」に、時間を取られるのが(変な文章だが)面倒臭い。いや、逆に、仕事とか無くセレブの子供として生きられたらば、そういう周辺の事に時間をとられてもいいやーってなるのかもわからんな。
とにかくその中でもたっぷり時間をとられる睡眠が嫌いだ。寝ている間は気持ちいいから余計抗えないから嫌いだ。食欲も、いらないのに、食べてる間は気持ちがいいから嫌いだ。性欲もいらんのにオナニーしてる間は気持ちがいいから嫌いだ。人間の三大欲が全くもってわずらわしい!!
自分でも何言ってるかわからなくなってきた。やれやれ。
いや、わかるよ。 「○○した方がいい」って言うのが、いつの間にか「○○しなければいけない」っていう強迫観念にかわってしまって、それを少し逸脱するだけでも「ああ、俺って人...