2008-02-24

ある小説を読んでいたら、こんなセリフがあった。

「僕が恋愛に縁がないのは、踏み込むのが苦手だからです。ぼんやりしてるし、どうも自分からいくのは苦手で。

かといて、向こうから告白されるほどモテないし。ほんと、駄目っすよね」

まさに自分がこういう人間すぎて思わず吹いてしまった。

ちょっと「いいな」、と思った人がいても、今まで自分から行動を起こしたことがない。

このあたり、本当にダメだな、と思うところなんだけど、それまで築いた関係を失う怖さが大きすぎて。

それを変えることができずに今まで生きてきた。

もともと恋愛に積極的でないというのもある。

一人だけに多くの時間を割くのって何か窮屈だなと思ったり、

そもそも、人の深いところまで踏み込んで排除されるのがとてつもなく怖かったり。

思春期恋愛でない場所でそういう体験をしたことで、人に対する根本的な諦めが自分の根本にあって。

でも人を信じたい、人に信じられたいという気持ちは人並み以上にあって、

純粋なのに疑心暗鬼というバランスが取れない精神状態になることがままある。

だからあまり込み入った人間関係にならないようにしてきた。

高校の頃、それなりに上手く友達付き合いをやってきたつもりだった。

けれど、卒業してから当時の友達と会うことはほとんどなかった。

大学ではもうちょっと改善されて、今でも当時の友達とはよく遊ぶ。

異性の友達もいるにはいる。でも、男女の関係になることはないだろうと思う。

異性関係で言えば、自分は「向こうから告白されるほどモテない」人間だ。

何度かフラグのようなものはあった気はするが、それも踏み込まずスルーしてきた。

そして、今、久しぶりに、「いいな」と思う人がいる。

もうそろそろこんな自分を変えなければ、と思いつつも、やっぱり踏み込んだあとのことを考えると立ちすくむことしかできない自分がここにいる。

あーもう。

  • その小説って、「世界が無数に・・・」っていうやつ? 何か見たことがある。。 実際自分も同じだ。本当に。 そして高校生だ。そして友達付き合いも問題なくいっている気がする。 で...

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