秋葉原って聖地扱いされるだけあって、妙にうわついた気持ちになっちゃうんだろうね。普段はそんなに痛々しい行動をとっていない(であろう)人でもそういう人になっちゃう魔力がある。
俺が実際に見聞きしていたたまれなくなったのは
「俺はお前ほどオタクじゃなくてよかった。むしろ俺は一般人!」的な発言。この発言だけ抜き出してもニュアンスが伝わらないと思うんだけど、秋葉原で何に対して非オタクアピールがしたかったのかがわからない。他の町ならともかく、秋葉原においては「オタクじゃないこと」は別に誇らしいことでもなんでもない。オタクの人って「キミって○○に詳しいよね」みたいに言われると「いやいや、俺なんてまだまだ」みたいな反応をするときがあると思うんだけど、まさにそんな感じでむしろオタクっぽくもあった。
立場が逆になるけど、秋葉原にはじめて来る友達を連れてきたオタクにありがちな「俺はこんな事も知ってるんだぜ」アピールもキツい。その友達と自分を比べるとよっぽど詳しい知識があるんだろうけど、周りにはもっと酷いのがいるわけで、そういう会話は店内に響き渡るような声でするべきじゃないよと思う。周囲の人に微妙な笑み浮かんで気持ち悪い。同人作家・エロマンガ家・エロゲメーカーの名前を覚え始めた頃にやらかしがち。
あとは、行ってきた後の報告で「??で(肩がぶつかったとかの些細な出来事)、ブッ殺したくなった」みたいなの。ヒョロヒョロのオタクがこんな報告をしてくれたときはなんともいえない表情になってしまったが、ヒョロヒョロでもナイフ持ってたら殺傷事件が起こせるから笑い事じゃ済まないのかもしれないけど。
命名 「秋葉中二病」