「テキトーな仕事してると能力主義だから給料下がっちゃうよ」みたいなことを刷り込まれたせいで
漠然と「ヤバい時代だなぁ」って思ってたわけ。
同級生で自分より優秀でも正社員になれずに正に「下流」になっているやつらもいっぱいる。
そんな中で自分はラッキーチャンスを得たのだから、自分でそれを手放すようなことはしたらマズいだろうと
思ったし、一生懸命がんばってきたつもり。
同業内で違う会社に移籍もして給料も並より多い程度はもらえるようになった。
でも終身雇用ではないし、自分のいる会社も安泰というわけでもない。
やっぱり将来への不安は消えない。
で、実際この年になってくると初めて査定権を持つようになって
ある人(年上)の減給提案を上司にすると
「そこまでの金額は下げれないよ」と言われた。
下げられたこともないから相場っていうものを知らなかったんだよね。
自分ではテキトーにやってたら簡単に下がるくらいの金額だと思っていたし、
なにも50%オフなんてムチャなこと言ったわけでもない。
え、出来ないんだ?
一応能力主義とはいいつつもやっぱ外資とちがってそこまでドライになれないもんなんだな。
まぁ確かにそれが原因で退職されちゃうと確かに代りを探すのは大変。それはすっごくわかる。
かといって率先して仕事をするほどの人でもないし。
まさにビミョーなポジション。
自分は管理職でその人はヒラ。
コストパフォーマンスが自分と明らかに違うだろ!と。
なんかズルいなぁ。
減らした分、自分に上乗せしてよ。
何回か昇進して、今までの上司が部下になった経験したけど
そこでその人が奮起して自分のポジションを奪いにくるかと思ってドキドキしながら
仕事してたけどそんなこと一回もなし。
それって今になって考えると
「別に減給とかされるわけではないから、まぁいいか。」って思ってたってことなのね。
むしろヒラのほうが責任がないから楽。
やっとナゾが解けた。
がんばれば昇給するけれど、テキトーにやっても減給はない。
したらがんばって身をすり減らさなくてもいーか。
みたいな考えになったんだろうね。
年取ってくると勢いもなくなってくるし。
じゃ、自分もそれで行きますわ。
とはなれないよ。
エラそうなこと言えば平均的な人よりは能力はあるのだろう。
かといって超能力は持ってない。
だから今の会社を辞めて完全能力主義の外資系に行けるとは思ってないし
儲かる業界へ転身するのは怖い。
カリッカリの状態で仕事できるほど自己犠牲の精神が高いわけでもない。
遊びたい時に遊びたいよね。
お金も欲しい。
自分は正にモヤモヤとした中流。