好きな人がいるかもしれない。
こう書くと、何か変だ。これじゃ好きな相手がここに存在するのか否かに言及してるみたいになっちゃう。正確には「私は、あの人間のことを好きかもしれない」と書くべきなのだろう。でも、私の今の気持ちをそのままニュアンスごと表すとしたら「好きな人がいるかもしれない」、こう書きたい。
何だか、好きな人のことを考えるとそわそわする。相手が喋ったこと、行動、表情が思い返されて、自分の心がざわざわ波打って、とりとめもない考えが巡って、何か伝えたくなって、今何をしているんだろうと想像して、会いたくなって、メールしたくなって、電話を掛けたくなって、でも行動できないで、また考える。落ち着かなくて何をしたらいいのかわからなくなる。
こういうとき、私は他人の恋愛話を読みたくなる。ブログの恋愛関連エントリや2chの純情恋愛板をひたすら流し読みする。そして共感できる文言を見つけては「あーそれわかるよ…」なんて納得する。
知人友人と恋愛話をするのが苦手だ。こっぱずかしくてとても「○○のことが好きなんだ」なんて言えねえ。でも自分のこの感情の揺れをひとりで抱えるのがしんどくて、こんなしんどい思いをしている他人の話を知りたくてしょうがないのだ。他者もこうやって苦しんで悶々としているんだ、って知ると安心できるんだ。こんな他人のことばっかり考えているあたしってそんなに変じゃないよね、みんなそうなんだよね、って。
私は恋愛話を希求している。増田の恋愛関連エントリは余計な説明が無くて簡潔に感情が記してあるので、読んでいて気持ちいい。どこかにそういうのまとめて置いてないだろうか。