おいそこの自分の不細工さに悲観してるお前。ちょっと鏡見てこいよ。
自分の顔なんて見たくないってか。そうか。まあでもちょっと我慢してくれよ。
ああ、見るときは蛍光灯の下の方がいいな。その方が、よりリアルに自分の顔を見られるはずだ。
…はっは、不細工だなあお前。とんでもねえ不細工だな。実に不細工だ。
確かに悲観するくらいの不細工加減だ。
なんかさ、愛嬌のある不細工顔ってあるじゃん? 男だったら小倉久寛とか。女だったら北陽の虻川とか?
お前の顔、そういう不細工顔でもないんだよな。はっは。ただ貧相なだけでさ、貧乏神とか餓鬼とか、そんな感じ?
おいおい、何落ち込んだ顔してんだよ。いや、落ち込むのは構わないけど、お前、自分が不細工なのわかってるんだろ? だったら、笑ってろよ。ただでさえ不細工なんだからさ、変に落ち込んだ顔とかしかめっ面とか見せるとさ、本当に不細工なんだよお前。
だからさ、できるだけ笑ってろよ。笑ったって不細工なのは変わらねえけどさ、落ち込んだ顔よりほんの少しはマシだからさ。
「ニヤニヤ笑うなよ、気持ち悪い」って言われた人はどうすればいいんですか?