わたしは、記憶が追いつかなくなってきたことに不安を感じて禁煙をしました。
禁煙してからは、ぽっかり忘れてしまうなどということはすっかり無くなりました。
古い時代ではゲーテも喫煙について書き残しています。
私自身も煙草を止めることにより有意義な時間が増えたような気がします。
私が考える喫煙の世界とは自虐の世界と通ずるものがあると思います。
喫煙とは身を滅ぼし或は我が身に釘を刺し快感を得るもの。
こういうことを望む時期も人生に於いては必要ですが、だんだんと自ら痛みを感じさせなくとも生きていけるようになるものです。
わたしは、この考えに至る以前にすっかり胸を痛めてしまいましたが。
自虐を歩む。その先に本当のものが見えてくるのではないでしょうか。
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