誰かが社会を通して俺らに死ねと言っている。
敵は社会じゃない。その誰かなんだ。
毎日毎日俺らにささやいてくる。
うわあああああああああああああああああああ
かはーかはー。今日も苦しい。そして明日からも苦しい。
それは違うと思い込むことで、その誰かが笑う。
笑わせたくないから、思い込まないようにする。
すると、今度は死にそうになる仕掛けだ。
だから、思い込んで逃げる。すると、またその誰かが笑う。
この繰り返しだ。ほ、ほら、あれだ、振動関数だ。上がったり下がったり
してるんだ、俺ら。この極限は、絶対的服従だ。
ゆえに、その絶対的服従を受け入れるか、自殺かのどちらかしかない、
というのが論理的帰結だ。屈辱だ。屈辱すぎる!
俺らの人生は、自分の生命を担保にされた絶対的服従の過程だったとは!
な、なるほどな。ははは、い、今分かったぜ。
そう、服従しない奴は残された唯一の選択肢である自殺を選び、この世に残っているのは
服従を受け入れた人間だけなのだからな。
お、俺の負けだ。完全な敗北だ。
ちくしょう、ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。