そういえばそれを見て思い出したんだが
俺が観察する限り、ネット上での相談って面白い事に、
深刻な相談をしてる相談者の方が、そこまででもない相談をしてる相談者より、より責められる傾向にあるんだよ。
より責められるというか、前者の方が、少しでも相談者自身の隙を見せると、凄い勢いで叩かれる、って感じ。
後者は意外と本人に隙や悪い点があってもそこまで責められない。
なぜか被害の酷い前者の方が、ほんのちょびっとだけでも隙があると、そこをすごい勢いで叩かれる。隙がなくとも「もしかしてあなたはこうしたんじゃないの?」とか勘繰られることさえある。
どうも、こういった傾向があるんだよね。
それももしかしたら、君の言うことと同じなのかも。
より深刻な相談をするような人は、怯えて、弱弱しくて、そして相談に乗る側の言うことを全て聞く、そんなような人でないといけないのかもしれない。だから、少しでも「それは違う」と反抗すれば寄ってたかって叩く。もともとそんな相談がある時点でその人は弱っているから。
被虐待者や障害者のように、「普通の人たちより弱っている(と思われる)」人たちは、「(弱っている)それ相応に」健気だったりやたらいい子であったり、はかなかったりかよわかったりして「俺たち(彼らに比べて)強者が守ってやりたくなるような」人間でないと、一般人は嫌なのかもしれない。結局、周り回って見下してるんだな。多分。
下手に出てるようで、上から目線。
相談に乗って、何らかのアドバイスをしても相手が「そのアドバイスは無理だ」というと「なんだこいつは。相談にのってやったのに」とふんぞり返る奴っているけど、あれと根本的に似てるんじゃないのかな。「相談にのってやったのに」ってところに全てが現れてる。「なんだ、お前ら弱者を俺たちは労わってやったのに。持ち上げてやったのに。頑張ってるんだよって認めてやったのに」。
そういった意識があるのかも。ハナから公平に見ていない。まるでペットか子供を見るような感じ。最初から「○○してやる」という態度だから、それに対して彼らの想定する見返りが得られないと腹を立てる。障害者の場合なら、「常に純真無垢でいい子」が見返り。人間として当然な嫌な性格面をちらと出したら「なんだこいつは」と腹を立てる。被虐待者なら「健気で頑張るいい子」が見返り。だから人間として当然な弱音を吐いたら「なんだこいつは」と腹を立てる。
指を切った、と親の首を切った、と部下の首を切った、では過失割合が違ってくるだろう。 そういう問題じゃないか。