2007-10-26

不快な表現であることとその表現の可否は無関係

漫画イラスト児童ポルノ規制対象に」約9割─内閣府調査

内閣府の「有害情報に関する特別世論調査」によると、実在しない子どもに対する性行為などを描いた漫画イラスト規制の対象とすべきという回答が合計約9割に。ネット上の「有害情報」を規制すべきという回答も約9割に上った。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/25/news140.html

当たり前すぎて呆然としてしまうが、表現が快適か不愉快であるかのアンケートで過半数の不快票を得たからその表現自体を規制するなんてファシストだってしなかった暴挙である。衆愚の果ての学級会世論ここに極まれりだ。

いわば漫画雑誌の読者アンケートで「面白くない」が半数を超えた漫画家の腕は折るべきだというようなものである。

ペドフィリアポルノ規制されるのは実際に撮影されるモデル存在し、弱い立場の彼女らが現実の性的搾取に晒されているからである。

熟年ホモスカトロポルノが大半の人間にとってグロテスクで見るに耐えなくとも制作規制されないのはそういうことだ。

一方でアメコミベタな筋書きで詰まらないのは子供向けという建前の過剰な規制のせいだ。毎度グラビアの乳首に墨を塗る国の表現文化は高尚で清潔か?なんのことはない、規制を加えた分野がいびつで下らなくなるだけだ。

頼むから印象のアンケートで表現の規制をすべきかどうかの議論なんかしないでくれないか。

不快ならサンマを焼く煙と同じように無差別な拡散の規制を進めるのが筋なのだ。コンビニに置くなとか会員登録のないネットでのアクセスをさせないとかだ。

それでも不快なだけで規制するのが正義というなら俺はバカの死刑案を提出するよ。アンケートでも過半数の合意を得る自信もある。

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