私は飲み会が好きだ。自分は下戸だけれども、それゆえになおさらアルコールによる多幸感で妙なことになっている人を見るのが好きだ。彼らは普段しないようなふわふわした振る舞いで私を楽しませてくれる。「よっぱらいなんかうざいだけ」っていう人の気持ち、理解しがたい。
お酒が入ると、人は普段は言わないようなことを話す。自制が外れたらこの人はこんなことを言えるんだ、と新鮮な気持ちになれる。酔いがローに回って泣き出す人も面白いし、暴れたりどこかの店の看板を引きずって戻ってくる人なんかのことだって好きだ。「お酒、飲めない、世話、かける、ごめん」みたいな片言で謝られるのも大好きだ。ハグして頭を撫でくり回したくなる。彼らのこの振る舞いを見れるのだから、いくらだって私は彼らの世話を焼く。謝らなくて良い、それは私の楽しみだ。
つまるところ、私は本当に酔っぱらいが好きだ。
と、今日までは思ってたのだが、正しくは「自分が好ましいと思っている人(異性同性問わない)が酔っぱらっているのを見るのが好き」だったということを今日は思い知った。
苦手な人に絡まれるとぶっちゃけ殺意すら沸くね。少なくとも頭から水かけてやりたくなるね。今まで自分が嫌いな人苦手な人がいる飲み会って無かったもんだから知らなかったよ。
ていうか「よっぱらいうざい」って言ってた人って、こんな嫌な思いして、それでも社交のために飲み会来てたんだな。すごく立派だ。自分にゃ無理だ。