数年前とっても好きな人ができた。
年は10歳近く上。
その後、お付き合いして、とっても幸福な数年間を過ごした。
心地よい時間が流れた。
子供が出来たとか、そういう分かりやすい話ではない。
でも、悪くないと思い、実家に話をもちこんだ。
大反対を受けた。
相手の賃貸の契約期限と自分の契約期限もあって、そろそろ引越しの時期だ。
このタイミングを逃すと一緒に生活をすることはもうないだろう。
一緒に生活をしたいが、籍をいれるにはまだ決断できない。
家族付き合いがうまくいかないのに、無理やり籍を入れるメリットが分からない。
そして、子供もまだ欲しくない。
相手のの気持ちをどこまで汲んでやれるのか?と思っていたが、本質的には自分がどうしたいかだな、と今日気付いた。
今更気付くなよって思ったが、それほど幸福な時間が自分を占有していたんだな。
何だか残念な結論を導くことになると思う。
いろいろと置き去ってしまうことになるだろうな。
相手も、自分に有る程度賭けていた部分もあったので、凄く辛い思いをさせるんだろうな。
でも、これ以上引っ張っても仕方ない。
引き取れることを片っ端から引き取って、逃げるように結末を決めるのが自分がすべきことだな。
最初に惚れたときから、どういう結果であれ、その後10年は自分も振り回されると予感していたが、そうなりそうだ。
30過ぎてからの大恋愛って体力その他も消耗する。
やっぱり、適度な距離感でないとダメなんだな、と何度も学習したことを再度学んだ。
とりあえずは、明日伝える言葉を考えながら床に入る。
こういう日記には終風翁はどういったコメントをくれるだろうか?
怖いけど、少し読んでみたい。