アニメなんかでは、よく「制作委員会」ってのがクレジットされるけど、この実態は複数の企業の連結ユニット。大抵、資金的な問題で結成される。
詳細は脱・「制作委員会方式」はコンテンツ産業振興に結びつく? by ITMedia参照。
で、なんでこの話を振るかってと、ひぐらしとの絡み。権利者がこうやって連合体を作るという事と「自主規制」というのは、結構関係してるんじゃないかと思ってる。
一般論として、複数の団体や個人がこうやって連合してユニットを組むと、問題が何であっても一番無難なあたりに落ち着かせよう、という極めて強い力が働く。だからちょっとでもヤバそうだと感じたらすぐ「自主規制」に走る。ユニットを結び付けているものは利益以外には無いから、思想的理由で何かを頑として押し通す、という事も発生しない。ワイドショーで叩かれても、リスクを取るのが嫌だから反論しない。というかそもそも反論すべき主体が存在しない。
制作委員会方式ではなくファンド方式、しかも出資者が何の口も挟めないような方式にする事で、相当程度状況は改善されるんじゃないかなぁ、と思う。