2007-08-13

[]たとえば“妥協”なんて言葉は使わない。

Yoshi氏 は、いろいろなメディアからのインタビューで、『僕は小説を読まない人を対象に書いたんです。だから、たとえば“妥協”なんて言葉は使わない。“違うと思うけど、そうしなければならなかった”というように表現する。内容の進展についても、まだるっこいと若いコは読んでくれない。そのために1回の配信内容において、それなりの起承転結をつけるようにしました。だから、第一部の『アユの物語』は展開も早いです。』とか、『まず読んでもらわなきゃ始まらない。というのが僕の考え方。・・・』などとコメントしています。

ケータイ小説は、すべて横書きであり、さらに文字嫌いな人に読んでもらえるように普通小説ではやらないような、“読んでもらう工夫”を心がけたそうです。

たとえば、会話文では話し手によって、括弧の種類を使い分けるようにする。

漫画のように擬音語を多用して、当然、難しい表現も少なくする。

小説連載ごとのアクセス記録を分析して、読者が読み進むのに壁になったと思われる言葉を以後は使わないようにし、さらにフィードバックして、過去に連載した言葉を修正することもあったそうです。

そして、彼は『物語を(携帯サイトに)載せた5分後には、感想が返ってくるんです。“伝わっていないな”と思ったら、その場で書き直して。1回、話をアップしても、それを何十回も書き直す場合もあります。伝わらなければ意味がないと思うから。 音楽には“ライブ”ってあるじゃないですか。作家にも“ライブ”があってもいいと思うんですよね 』

と、通常の小説ケータイ小説の最も大きな違いは、そのライブ性あるいはインタラクティブ性にあると主張しています。

  • すげーなぁ、Yoshi。「バキッ!ボコッ!」のカギ括弧にも意味があったんだなww 妥協という言葉でつまる女子高生もすげーなぁ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん