2007-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20070812202355

書き方が悪かったね。つい最近の話。じいちゃんはまだ生きてるし、多分美術品もそのまんまだと思う。

孫の俺も全く気づかないくらい全くじいちゃんはお金持ちに見えなかった。貧乏な生活はしてなかったけど、贅沢な生活をしてる様子はなかった。子供の頃から見ていたあのガラクタの山が実は芸術品の山だった、っていうのが少し面白くて、誰かに話したかったんだけど、知り合いに言ってしまうと強盗とかちょっと怖いし、「お前の家は金持ちかよ!」と思われて見る目が変わられても嫌だし、ここなら大丈夫かな、と思って書いてみた、って感じかな。一応念のため書いておくと、価値があるものは別のところに保管してるらしくて、盗みに入ってもあんまり価値があるものはないらしい。ほとんど道楽みたい。

同じようなことがうちの親でもあった。子供の頃からうちはそんな金持ちではないと思ってたけど、ここ数年で、親父が実はすごい偉い人で、すごく高給取りだということを知った。

けど子供の頃におもちゃを一杯もらうとか、お小遣いをいっぱいもらうとか、あんまり贅沢した憶えは無い。お年玉とかも人並みの金額だったと思う。親もあんまり贅沢してる様子はなかった。休日散歩に出かけたり、図書館で本借りたり、読書したり。たまに家族外食する時もファミレスとかはあんまりなかったけど、高級レストランというよりは安くて美味しい、という感じのほうが多かったかな。決してうちが貧しいと感じたことはなかったけど、平均的な家族だと思ってた。

俺と弟が二人とも割と学費の高い私立大学に入った時、母親パートを始めた。「ああ、申し訳ないなぁ」と思ったけど、こうして考えてみると別に金銭的な理由ではなくて、みんなが一人暮らし初めて暇だから仕事始めたんだと思う。なんか近所の人達サークル活動とかまで始めてるし。

実際親にどのくらい資産があるのかは聞いてはいないけど、少なくとも実家のローンは完全に支払い終わっているし、資産運用の相談をした時に、親がどういうことをしてたか、ってのを聞いた。そこから推測するにちゃんとした資産があるとということはわかった。

そんなわけで、多分じいちゃんも貧しいとは思っていなかったけど、「実は絵画とか壷いっぱい集めてました」ってのは驚いた。壷集めるとかって違う世界の人とフィクションの話だけで、まさか親族にそんな人がいるとは思ってなかったよ。

「じゃあ20平米の築40年のボロアパートに住んでる増田は親の遺産でニートして暮らせるな」

となんか思われそうだけど、このボロアパートに住んでる増田は実は年収1000万近く貰っている。多分アパートに住んでる誰もそんなことは知らない。

そんな思いもよらなかった人間が案外資産家だったりするんだなぁ、という話。終わり。

記事への反応 -
  • 子供の頃からずっとあったじいちゃんの家の倉庫に無造作に置かれていた包装紙にくるまれた箱の数々。お中元でもらったいらないものを置いてるだけで、包装紙を解けばサラダ油や桃の...

    • 全部過去形ってことは、全部昔の話なのかな。 箱の正体を知ったのはいつごろなのか、コレクションは今どうなってるのか、そしてじいちゃんの話を書こうと思ったきっかけに興味があ...

      • 書き方が悪かったね。つい最近の話。じいちゃんはまだ生きてるし、多分美術品もそのまんまだと思う。 孫の俺も全く気づかないくらい全くじいちゃんはお金持ちに見えなかった。貧乏...

        • あ、あれ、いつのまにか元増田の高給取りカミングアウトに…。 これからは「こっそり金持ち」がトレンドなのだろうか。

          • こっそり金持ちじゃなくて、金持ちがこっそりしないと生きづらい世の中になってるんだったりして。

          • http://anond.hatelabo.jp/20070812231210 クロヨンとかで自営で上手くやってる人は結構金を貯めているだとか、 家はさほど大きくなくてもアパート経営を手広くやってる人は収入が多いだとか、 ...

        • 私の親もそんな感じ。 父親は職を2種類もっていて、片方は母親と営んでいた。 そして金回りのことを子供の前でも良く相談してた。 だから常に金に困っているのを感じ取っていて、子...

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