赤の他人がニートの場合は擁護であれ非難であれ放置であれ割りと気楽に意見できますけど、自分の家族や友達がニート化した時にどのような態度・思想をとるべきなのかという問いはなかなか難しいもの。
突き放した対応をするとしても、自分の身内ならなんらかの形で関わらずにはいられないのだから、突き放すばかりでは済まない。
抱え込むにしても、それじゃ事態が好転しないだろうということは容易にわかるし、金銭や労力の面で現実的な負担がかかってくる。
ニート化した人と向き合うとなると否応なしにニートを生み出した家族や社会に対する洞察を深めなくてはならない。それをしないでいれば対応の仕方が見当もつかない。
問題を起こす人に対して問題を起こさないようにしてほしいと伝えても無意味であり、そもそも問題を起こさない人の作り方は誰も知らない。
問題を起こす人を見捨てても、その人の起こす問題は消えてなくならないので、それは何かしらの形で社会にインパクトを与えることになる。
はなはだ悩ましいことでして、僕などは割り切った解釈や解決策など全然思いつきません。自分の周りにも実際に破滅的な問題を起こす人が複数いますけれども、何もできませんから。自分がひっぱられないようにすることくらい。
ニートとひきこもりを混同してないか?