を読んだ。
どうやら医者によると統合失調症らしい私にとって、序盤の主人公の妄想は読むのが辛かった。これ病気じゃん、早く病院行けよ!と変に感情移入してしまった。しかしそこを乗り越えて読み進めていくたびに面白くなっていった。そしてクライマックスのシーン。今日だけで3度も読み返してしまった。
そうだ。生きていくのは辛いんだ。意味がないんだ。だけど今日も生きていく。大切だと思う人がいるから、今日も生きられる。夢も希望もなくても、なんだかんだで生きていく。そんな簡単なことだけど、確かに胸の中に感動が残った。
私も、私と一緒にNHKに入ってくれる人を見つけたい。もしかしたら、もう側にいるかもしれないけれど。