2007-07-26

おれ、屋台の食い物好きなんだ。

昨日、たまたま通りがかった神社で祭があって、俺、祭のメシとか好きで、思わず特に深い考えもなくお好み焼き買ったんだ。

ところが結構人手が多くて、その場じゃ食えないから、ちょっとワキにそれた公園に入ったんだけど、その公園がまた浴衣とか着たカップルのデートまったり川を眺めながら語り合ったりする場所で、ちょっと気分が盛り上がったカップルがキスとかしちゃってる場所、少し薄暗い感じの。

足を踏み入れた瞬間、ピザメガネリュックで両手にお好み焼き発泡酒な俺は、「あちゃー、これは場違い」と直感したんだけど、なんかそのまま「回れ右」するタイミング逃して、ずいずい公園の中心部に向かって入って行っちゃったの。「なんで進むんだ、俺、氏ね」とか心の中で叫びながら、暑くて汗が流れてきたんだけど両手がふさがってるから拭くこともできなくてフゥーフゥー言いながらうつむき加減で歩いてると、周りのカップルの笑い声や会話が全部自分への嘲笑に思えて、立ち止まることもできなくて、早く公園抜けようと早足になったら、なんか余計キモクなってたと思う。

道もわからず必死でカップルの間をすり抜けながら歩いてやっと公園の終わりっぽいところが見えてきたら、なんと川で行き止まり。おまけに広場みたいになってて、もう周りが100%カップル。明らかに俺だけおかしい。その時点で多分もう頭の中パニクってたんだと思うんだけど、そこからまたお好み焼き持って今来た道を戻るとかありえなくて、どうしてそういうことになったのかわからないんだけど、広場の端っこに無理矢理スペース見つけてお好み焼き食っちまおうと思っちゃったわけ。

早くその場を去りたいから、もう必死でお好み焼きほうばってたら、横を通りがかった茶髪だけど髪をきれいにまとめた浴衣姿のスゲーかわいい女の子彼氏に「キャハハ、すごいほうばってた!」って言ってるのがはっきり聞こえて死にたくなった。

てか涙が止まらなかった。

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