2007-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20070707234047

生物は強い遺伝子を残そうとしているわけではないから。

単に、弱いものは統計論的に消えやすく、強いものは統計論的に残りやすい。んで、性的な問題でいえば、強いパートナーを選択する方が子孫が残りやすく、弱いパートナーを選択すれば消えやすいから、強いものを選択する嗜好が結果として残りやすい。そんだけ。

ただ、孔雀の羽みたいに(昔は何らかの意味があったのかもしれないけど)生存自体に何の意味もなさそうなものを嗜好する方向が種に生まれれば、これに反する個体が生まれても、種内で選ばれないが故に、(本来的な強さとは無関係に)たとえ生存能力は強くても弱者になってしまう。

人間の場合は恐らく他の生物と比べても極端に意識が発達しているから余計に複雑なんだろうね。ただいえるのは、孔雀と同様に、繁栄できない強者とみられている人は、実際には弱者なんだよ。繁栄してる弱者とみられる人は、実は強者なんだよ。

記事への反応 -
  • 地球に誕生する生命に共通することは、強い遺伝子を残し、種を保存させようとしていること。 その過程で、弱いものが消えて行くことは、必然だ。 でもなぜ人間は強いものが生き残...

    • 答え。生物は強い遺伝子を残そうとしているわけではないから。 単に、弱いものは統計論的に消えやすく、強いものは統計論的に残りやすい。んで、性的な問題でいえば、強いパートナ...

      • だいたい同意なんだけど、最後のそれは遺伝子的な弱者・強者ってことでしょ。 人間世界にはミームがあるからね。虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残すってね。

    • 少なくとも現代進化論的に言えばその問いの前提がそもそも誤りなので答えられません。

    • 古代ギリシャのスパルタは弱い赤ちゃんを山に捨ててたらしいけど、最後は滅んだよ。

    • こういう「人間のやることは自然に反してる」的な物言いを見るたび思うのだが、そもそも自然とやらに反してはいけないのか?それも勝手に人間が言い出してるだけじゃねえ? それか...

      • 自然の摂理に反する云々を語る自体が、倫理観の問題にしてるから、その疑問自体に矛盾がある。

    • http://anond.hatelabo.jp/20070707234047 「なぜ1+1=3なのか、誰か教えてくれ」といわれても困るよな

    • 今の日本は弱い遺伝子を潰す方向に動いていると思うけどなあ。

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