2007-07-02

おしえて

くちぶえは なぜ とおくまで きこえるの

  • 1.口笛の周波数は、私たちが普段口や体から発するほかの音に比べて周波数が高い。このため、回折したり拡散したりすることがなく、遠くまで届きやすくなる。また、ほかの音に比べて周波数が高いことは、木々のざわめきなどのほかの音に打ち消されたりしにくいことを意味する。これも、遠くまで口笛の音が届きやすくなる原因のひとつである。

あのくもは なぜ わたしを まってるの

  • 2.「雲が自分を待っているように見える」という経験を持つ人は多いが、その多くは錯覚による。一口に雲といってもその存在する高度は様々であり、それぞれの高さで風の強さは異なる。そうすると、高い位置では強い風で雲がみな速く流されているのに対し、低い位置の雲がある高さでは風がほとんどなく、地上から見ると動かないように見えるときには、あたかも「待っている」ように感じるのである。

ゆきのやま なぜ ばらいろに そまるの

  • 3.雪は一般に白とされているが、太陽光の中には様々な波長の光の波があり、その一部分が抽出されることで、虹のようにさまざまな色を見せる。雪山の表面にある雪は表面が凸凹しており、私たちはそれらで反射された太陽光を見ている。この時、波長の短い赤色の光の方が遠くの人の眼に届きやすく、私たちが雪山を見たときに赤く見えるのはこれが原因である。

あのかぜは どこに かくれているの

  • 4.エネルギー保存則により、世界中の風の運動量(移動する大気の量と速さとの積)は一定である。私たちからすれば、風は突然何もないところから現れるかのように感じるが、実際には、私たちが無風に感じているとき、世界中の他の地域ではその分大きい風が吹いているのであって、その地域の風が幾分弱まったとき、私たちは風を感じるようになるのである。

ねむるとき なぜ ほしは そっと みているの

  • 5.遠くにある星の光が、なぜ私たちの目にも見えるのか。これは、光が距離に応じて離散的な減衰の仕方をするからであり、これを説明するために光子という概念が考え出されたとされている。一般に、私たちは朝目覚めてから時間が経過するにつれて、光子に対して鈍感になっていくため、眠る直前には宵のうちに比べて星の光が弱くなったように感じる。これがあたかも「そっと みている」かのように感じるのである。

わらのなか なぜ いつも あったかいの

  • 6.水に「ありがとう」と声をかけてから凍らせると、「ばかやろう」と声をかけてから凍らせた水に比べてずっときれいな結晶ができると言うことが、実験により確かめられている。わらに潜ったときに暖かく感じるのも、おじいさんがいつもわらに対して「ありがとう」言葉をかけているからであり、それによってほかのわらに比べて保温性が飛躍的に高められているためである。
  • 君、おもろいな~ anond:20070701185358 anond:20070701184926 anond:20070701224643

  • で、正解はいくつ? どこまでは正しい解説で、どこからが間違ってるの? っていうかもしかして全部デタラメ?

    • 4.風についてエネルギー保存則で説明するのは誤り。風の運動エネルギーは摩擦や熱としていずれ失われていくが、太陽光によって不断に供給されているから止むことがないのである。 5....

  • 「おしえて」を書いた元増田です。みんな、反応ありがとう。 4.風についてエネルギー保存則で説明するのは誤り。風の運動エネルギーは摩擦や熱としていずれ失われていくが、太陽光...

  • 後出しでかっこ悪いが敢えて言う。 http://anond.hatelabo.jp/20070702002157を読んだとき「あれ、なんかおかしくね?」と思った俺は勝ち組。

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