2007-06-19

手紙について

僕は未だに手紙が好きだ。貰う事も自分が書くことも好きだ。

そしてその度に天にも昇る気分になれる。

今は電子メールが発達し指先の運動だけでメッセージを送れる時代になった、

それは時にネガティブにしかし、とてもポジティブ人間関係を接近させてきた。

僕は自分が送信したメールも受信したメール全て保存している、そして時々それを眺める。

ビジネスライクな文章や子供のような文章、でもそこには少し寂しさを感じる。

顔文字を見ても、ハートマークをみても、もう用をなさない使い捨てメッセージ廃墟に近い感を得る。

僕は月に一度両親と遠くの地の恋人と数人の友人に手紙を送っている。彼らとそれ以上の連絡を取ってない。

電話もしなければ、毎日メールを出し合う事もない。

毎回便箋を変え、最近あったことを織り込みながら、自分の考えてる事を残し、相手の体を気遣い切手を張る。

それをはじめてもうすぐ6年になる。

溜まってる手紙はどれも個性を放ち、泣ける手紙は何度読んでも泣いてしまう。

今の時代、手紙は相手との距離を広げてしまうと思われてるかもしれない。

しかし、いかに親しい友人でも近づきすぎてはいけないと思ってる、人間人間を独占できないのだから。

手紙は調度いい。

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