■夏になるたびに思い出すんだ
二十歳のときに母親に首を絞められて殺されかけた。
理由は知らない。
今はそれなりにうまくやっているように取り繕ってるし
多分あの人は忘れているだろうと思うけど
夏になるたびに思い出すんだ。
窓から見えてたきらきらする明かりとか
重苦しく絡み付いてくる空気とか
ただただ静かだったこととか
いろいろと。
いつか私が親になったときに同じことをしたらどうしようとか,怖い。
後何回夏が来たら忘れられる?いつか音楽を聞かなくても不安を感じなくてよくなる日が来る?
夏は嫌いだ。静寂も嫌いだ。人にふれるのも嫌だ。なにもかも,嫌いだ。
今日みたいな天気のいい日は死にたくなるよ。
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