うちのカミさんは、医療系の仕事をしていることもあって、基本的にはマイナスイオンみたいな疑似科学についてはばっさりと切り捨てるようなタイプなんだけど、なぜか唯一信じているのがあって、それはホメオパシー。
というのも、彼女はアロマテラピーが好きで、その辺の資格をわざわざスクールに通って取るほどなんだけど、どうやらその学校の受講コースの1つにホメオパシーがあるらしい。で、普通にアロマテラピストのコースを受講する際にも、一応、関連としてホメオパシーもちょっと習うらしい。
そんなわけで、彼女の脳内体系ではホメオパシーはしっかりとした科学の一環に並んじゃってるのね。
彼女がホメオパシーのこともうちょっと勉強しようかしらとか言うので、それって疑似科学だよって親切にと学会の本とかを出して教えてあげたら、すんごく激怒された。
そんな、UFOとか心霊療法と同じ扱いにするんじゃない!!! だとさ。
もう、こっちがどれだけ理性的にホメオパシーの怪しさを伝えても、全然聞いてもらえない。まあ、結局、彼女も他に勉強したいものがあるらしいので、ホメオパシーへの興味は収まったのだが、そのときほど生々しく、疑似科学を否定することの難しさを感じたことはなかったよ。
そりゃ興味のあることを頭から否定されたら怒りますわ。 それが現実離れしているかどうかはあまり関係無く、言い方の問題だったのでは。