http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20070326#p1 より。
この記事で言うところの「グランドクロス」後のゲーム展開を考えてみた。
緑によるグランドクロスが完成し、次の問題を緑以外の誰かが答えたとする。ここではその「誰か」を赤とする。赤はどこを取ろうが、その次の問題を他の解答者に答えられてしまったら、そこで完全に終わる。もちろん、他の解答者もチャンスだから必死になって答えようとするだろうが、赤が不利な状況を何とかするための絶対条件はその次の問題も連続して解答することである(逆にその覚悟無くてグランドクロスに挑んではならない)。
したがって、ここでは赤は首尾よく連続正解できたとする。おそらくその場合、図1のパネルの取り方がベストだろう。
<図1>
□□■□□
□×■□□
■■×■■
□□■×□
□□■□□
(■は緑、×は赤、□は空き)
さて、次はどうするのが良いか。青と白は相変わらず必死で解答しようとするだろうし、それがベストの選択だろう。赤はここでは答えないほうが良い。元々かなり不利な取り方だが、ここで解答してしまうとますます自分を不利に追い込むだけである。傷口を深くしないためにもここは静観。悩ましいのは緑だ。緑はここで解答できても角を取れない。しかし、かといって静観してしまうと青か白が角を取ってしまう。例えば、青が取ったとすると図2のようになる。
<図2>
◎□■□□
□×■□□
■■×■■
□□■×□
□□■□□
(■は緑、×は赤、◎は青、□は空き)
これは緑としては避けたい展開だろう。この後は、せっかく解答しても青にエサをあげるだけという状況に追い込まれる。
一方、緑が解答すると図3の形になる。
<図3>
□■■□□
□■■□□
■■×■■
□□■×□
□□■□□
(■は緑、×は赤、□は空き)
まだしも、この方が勝負になる。これなら次にもう一問正解すれば、自分にも角(図では25番)を取れるチャンスがある。ただし、ここで、あれほど不利だった赤にもチャンスが来ることになる。赤も角(図では1番)をとる絶好の機会だ。また、赤にとってみればここでもし緑に答えられても、まだ角を取るチャンスは残る。ただ、青や白に取られると、ほぼ絶望だといえる。青や白は1番でも25番でも入れるわけだが、形からすると(2番が埋まっている分だけ)1番のほうが角としては有利だ。各人がベストを尽くす前提なら、これで赤のチャンスは完全に潰える。