2007-03-15

葬式仏教

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江戸幕府は、寺の軍事力を削ぐため寺院に関する厳しい統制をかけ(寺院諸法度)、キリシタン禁制を徹底するため、民衆に寺請を強制した。これにより、すべての国民仏教徒となっていずれかの寺に所属(檀家)することとなり、仏教は国教となった。

檀家は寺院・僧侶にかかる費用を負担し、一方、寺は檀家の戸籍を管理する任務を担うこととなり、幕府は費用を負担することなく、すべての僧侶が幕府の官僧となるシステムが作られたのであった。

寺院諸法度では、他宗派の檀家への布教や新たな寺の建立が禁止されたりして、著しく布教活動が制限された。

この結果、僧侶たちは、信者を獲得する努力は不要となり、生活を保障される一方で、布教の余地がなくなり、骨抜きにされていった。

この時代のこの制度が、現在葬式と法事を主な仕事とする葬式仏教起源となり、現在に至っている。

……というような起源を思うと、坊主に高い金払って仰々しい儀式をするのは馬鹿馬鹿しいと思ってしまう。祖父や祖母と違って地元に密着した人生を送っていないから、まったくご縁のない坊さんだしなあ、俺やら両親やらの葬式で経読むの。「葬式を開く」ということの諸々の意義はわかるんだけど、なんだかなあ、と。

  • 義理の父はマルクス主義で無宗教だったから、お寺式の葬式はしなかったよ。 そのかわり「お別れの会」という名前で会議室借りて友人親戚集まって飯喰ったりはした。

    • もっと良く考えればわかる事なのに、なんでそうなるかな。順を追って説明するから、以下の文章をよく読んで考えて欲しい。ちょっと長いから時間のあるときに読んでね。僕は日本人じ...

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