2007-03-10

啓蟄(けいちつ)

暖かくなり動けるようになったのか、ジジババどもが片足つっこんでいた棺桶から這い出してきた。

朝もはよから、うろうろ満員電車に揺られてどこへ行くのだ?

いいかね?

あんたらが椅子に座っているから、いつもは座れた労働者が座れないのだ。

それにレジャーに出かけるなら電車が逆方向だ。

年寄りが向かうべきは都心ではない。

風光明媚郊外だ。

よく考えてみてほしい。

あなた達がこうやって出かけられるお小遣いの年金は、

他ならぬ私たち若者がこうやって働いて稼ぐ給料から払われているのだ。

自分の年金はおぼつかないのに、あなた達の年金として。

さも当然のように偉そうな態度をとらないで欲しい。

電車で立っていろとは言わない。

もう少し控えめに。

樟脳のにおいが立つタンスから出したてのジャンパーを羽織り、

ウエストポーチに斜めがけのポシェット

薄い頭髪を隠す派手なエンブレムの入った野球帽。

夫婦なのに目を合わさず妙に離れた距離。

今年もまた二人で出かけられることをもう少し喜べ。

来年もまた二人で出かけられる保証は無いのだから。

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