2007-01-29

サッカーで例えると

俺は、プロサッカー選手に憧れていた。できればそうなりたいと思っていたけど、通用する自信がなかった。だから、高校卒業が近付くにつれ、進路で悩むことになった。その時運良く地方の JFL チームに拾ってもらい、サッカー選手としての人生が始まった。

その後10年が経った。それなりに努力をしてきた結果、周囲にも評価されるようになり、自分でも J2 クラスの平均的な選手になら負けていないことに気が付いた。そこで、さらなるステップアップを考えるようになった。

しかし、俺には持病があった。普段のプレイには問題ないが、いつ再発するか分からない病気現在のチームはその辺が甘いため、問題なくプレイさせてもらっているが、他のチームに移籍することは不可能だ。

そこで、現在のチームを J2 に昇格させようと決意した。プレイヤとしては JFL 優勝が一番の目標だ。

だが、チームメイトはそれを望んでいなかった。いや、もちろん優勝したいのだろうが、そのために現状以上の努力をするつもりはないのだ。

俺は失望した。向上心やプライド、そんな言葉を口にしたら冗談しかとられないチームに。監督にも訴えた。チームを変える必要があると。だが監督は、俺に同意はしてくれるものの、具体的に手を差し伸べることはなかった。プロフェッショナルな選手を取りでもすれば雰囲気は変わるのだろうが、資金不足のチームにそれは望めなかった。

でも、俺はまだ諦めきれない。チームを改善するべく、他のチームのプロフェッショナルな方法論を紹介したり、チームに渇を入れたりしている。ただ、まだチームメイトの反応は鈍い。まるで自分達は(悪い意味で)特別だと思っているようだ。

正直なところ諦めてしまいそうになっている。俺はどうすればいいんだろうか。

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